急傾斜法面対応型業界初 ワイヤ牽引式草刈機
詳細
全 長 :645mm
幅 :686mm
重 量 :約25kg
刈 幅 :255mm
刈払部排気量:26㎥
連続運転時間:約60分
特徴
斜面上部に設置した2箇所の杭から、ワイヤロープを伝って動かす牽引式。
精緻な位置制御が可能な上、滑落の心配がなく50度を超える急斜面にも対応。
雨上がりの湿った斜面も効率的に除草できます。
走行は電動式、除草はエンジン式を採用。
自走のためのエンジンが不要なため、車体重量約25kgの軽量化を実現。
専用ユニットをつけることにより、手押しでの作業も可能に。
平地の草刈りや斜面への移動も楽に行えます。
常に製品の機能性や作業性を高めるために改良を行っております。
受賞実績
性能
25kg程
1時間あたり5a程
※a(アール)は広さ10m×10m
※人手作業の場合、ベテラン作業員の作業効率が1時間あたり3a程と言われています。人手作業は重労働のため、連続作業はできません。
25度以上
26cc/2ストロークエンジン
24V/350W
25.2V/8Ah × 2個
チップソー/Φ255mm
150万円程(税別)
開発までの道のり
農業の専門家の画期的アイデアと町工場の技術力を掛け合わせ共同開発
よくある質問
開発期間は3年程であり、その間に、都内の公園(平均斜度:約27度)、広島の農研機構敷地内斜面(最大斜度:約45度)および近隣農地で、十分な試験を繰り返し行っています。
電装部品は簡易の防水対策を施していますが、雨中の作業は移動時などの危険も伴うため、おすすめしません。不測の振動や衝撃などで水が侵入することもあり得ますので、使用はお控え下さい。雨後においては、濡れた斜面でも滑る恐れはありませんので、作業が可能です。但し、ご自身の足元にはくれぐれもご注意ください。
なお、丸洗い洗浄は想定しておりませんので、行わないようにして下さい。
今後、カウルのデザインを行い(クラウドファンディングの目的)取り付けることになります。
斜面上の草刈作業は遠隔操作で行い、装置に人が近づく必要がありませんので安全です。操縦者が立つ斜面上側に向けては、飛び石ガードが設置されていますので、飛散物が飛んでくる心配もありません。緊急時には遠隔(ラジコン操作)での停止も可能です。また、電波が届かない状態になれば、自動的に停止します。ロープは複線化していますので、1本が切れても滑落などの心配はありません。
刈刃とロープは消耗品です。刈刃は一般的な市販の刈刃がそのまま使えますので、お近くのホームセンターなどでお買い求めになれます。
※2枚刃やナイロンコードなどの刃にも交換可能です。ロープは製品に予備を1本付属する予定ですが、追加購入も可能です。
製品化時は1年間の製品保証を付ける予定です。草刈機は修理可能な設計になっているため、長くお使い頂くことが可能です。
万が一、斜面上で草刈機が停止した場合でも、人力での回収が可能です。ロープ牽引式のため、斜面の上からロープを引っ張り上げれば回収できます。
ロープは複線化していますので、仮に1本が切れたとしてもロープは残りますので、機体の転倒や滑落などの心配はありません。
着脱式の操作アームで、草刈用エンジンの操作が行えるようになっていますので、平地の草刈りも可能です。飛び石対策用の安全カバーを備え、また、キックバックも本体の重量により、起きない構造となっているため、肩掛式に比べ安全な草刈りが可能です。但し、肩掛式草刈機よりは重く、手押しでの草刈りとなりますので、平地の草刈りは肩掛式のほうが速いと思われます。
不可能ではありませんが、万が一に備え、二人体制での使用をおすすめします。なお、草刈場間の移動やロープの設置、刈り残しのケア(多少の刈り残しは肩掛式草刈機で刈るなど)を考慮すると、二人体制の方が効率は良いと考えています。
可搬式の固定具が付属しますので、杭などで簡単に固定できます。設置が難しい場合は、地面に杭などを直接打っていただくか、あるいは現地にあるガードレールの支柱や木の幹などに固定していただいても大丈夫です。幅10m程の刈り取りを想定していますので、その範囲の草刈りが終わりましたら、固定場所を移動させて使用します。
着脱式の操作アームが付き、足回りは自在キャスターのため、短い距離であれば、台車を押す感覚で手押しでの移動が可能です。また、小型・軽量設計のため、一般的なSUVなどの乗用車トランクに積んで運ぶことも可能です。重量は30kg弱(小学校低学年の子供くらい)のため、人力で持ち上げることが可能です。
エンジンの燃料タンクが満タン(約500cc)で約1時間分となります。これは通常の肩掛式草刈機と同等です。※燃料は混合ガソリン(50:1)を使用。
バッテリーについては、消耗具合に応じて燃料補充と同じタイミングで交換していただくのが効率的です。
走行スピードの変更が可能ですので、繁茂したエリアではスピードを落として走行することにより、小枝程度までは刈り取りが可能です。但し、エンジン排気量は26ccですので、笹や竹などは刈ることが出来ません。
※将来的には大型排気量の機種をリリースする予定です。
一般的な肩掛式草刈機と同じプルスタート方式(手動スタート)です。なお、遠心クラッチ式のため、エンジンが掛かっても刈刃は動きません。
草刈り作業は馬力が必要なため、ガソリンエンジン駆動です。
※燃料は混合ガソリン(50:1)を使用。斜面上の移動はバッテリー式の電動モーターで行います。
※草刈場までの平地の移動は、人力(手押し)で可能です。
操作への慣れや草刈場の条件にもよりますが、1時間あたり5a程となります。1a(アール)は広さ10m×10mですが、通常の人力による斜面の草刈りでは、ベテラン作業員の方の作業効率が3a程と言われており、慣れていない方だと1a程となります。なお、人力作業の場合は重労働のため、通常は連続の作業は行えません。
ロープ牽引式のため、25度以上の斜度で、ロープが斜面に引っ掛からずに張れる場所であれば、どんな急斜面でも草刈りが可能です。