6月23日(金)に東京ミッドタウン日比谷で日本DX大賞決勝大会が開催されました。日本DX大賞とは日本のDX推進を加速するために事例を発掘し共有するためのコンテストです。自治体や民間企業などが取り組んだDX推進プロジェクトを表彰し各部門で大賞を決定します。
I-OTAが決勝大会に残ったBX(ビジネストランスフォーメーション)部門では、デジタル化の波がビジネスのあり方を大きく変えている現代において、既存のビジネスモデルを根本から見直し、革新的な形で事業を展開している企業や組織による事例を発表するものでした。
同日開催された表彰式で【大田区町工場の「仲間まわし」デジタル化 による稼ぐ力の向上プロジェクト】のI-OTAが優秀賞を受賞しました。
日本DX大賞のページより評価ポイント
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「I-OTAプロジェクト」は、東京都大田区の中小製造業に焦点を当て、特徴的な分業体制「仲間まわし」をデジタル化。これにより、高付加価値なものづくりにチームで挑戦できる環境を構築。
顧客ニーズが部品加工から提案型ものづくりへとシフトしている現在、中小製造業が1社で対応することは困難だ。この問題を解決するために、「仲間まわし」のデジタル化により、一社だけでは難しい課題に対応できるよう、各企業が協力しあう体制を築き上げた。
この新体制により、加工企業がハブ企業へと成長し、全体としての提供価値を高めている。また、このシステムを全国に展開し、参加企業を増やすことで、顧客への価値提供をさらに拡大する予定だ。
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表彰式には代表社員の國廣と執行社員の西村が表彰台へ上りました。
私たちが取り組んでいるのは「1社では出来ないものづくりに挑戦できる仕組みづくり」ですが、このプロジェクト運営もまた弊社1社では成し遂げられません。システム開発をしてくださった株式会社テクノアさまをはじめ大田区や大田区産業振興協会のみなさま、大田区工場協会のみなさま、そしてご理解ご協力をいただいている町工場のみなさま、皆の力があってここまでやってこれました。
多くの方と取り組んできたことが、優秀賞という形で認めてもらえたことを心より嬉しく思います。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトですので、今回の賞を一つの励みに今後もより一層事業を加速してまいります。
■DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
(出典:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(2018年12月))